旧大国と少数民族の対立

 今回のロシア・チェチェンの件は、ここだけではなく世界中に沢山ある。ロシアの件がたくさんあるのではなく、このように考えるとたくさんある。「大国対少数民族国家」、こう捉えると実に多い。

 

 この視点は今後も必要とされるし、必要とする場面が増えるはずです。旧来のように情報格差を利用した統治は、インターネットだけでなく、人の出入りの自由化が進みつつある現在、無力化しつつある。従来の不条理が白日のもとにさらされ、第二第三の事件が起こる。 人を幸せにするべきシステムが、時代の変わり目においては必ずしも幸せにするとは限らないの。ITも使い方次第で、社会の変化を促す結果として、人に不幸な運命を作り出す。