時代を読む知恵

時代を読む知恵...。

 

これ、全世界で欲しがる知恵ですよね。分かり易くすればこう言える。

 

- 今流行の或は売れている製品やサービスは、以前から仕込みが始まっていたものばかりです。

- 今後半年にブレイクしそうだから準備をする、ってな具合では準備不足。

- 仮に発売出来たとしてもロクなものを準備出来ないもの。

- だから、時代を読む知恵にニーズが集まる。

- どうしたら予測出来るか?或は誰よりも早く、如何にして予測し、確率も高くするか?

 

そんな調子の良いことを世界中の人は考えているんです。

 

でも、これって普通の人が普通に持っているものだということに今ようやく気づきました。

 

不思議ですね。誰だってこの能力をもっているんですから。

 

ボクの経験から言えば、脳は何かを感じているんです。必ずといっていい程、自分のこれまでの経験からヒントを得ながら何か感じているんです。でも、その「何か」を言葉に変換出来ない人が殆どを占めているのが現実。だからこそ、今の世の中から何か兆候めいたものを汲み取り、今後の予測に活用出来る人に色々な相談がくる。ボクだってそう。何か違和感を感じても言葉に変換出来ない場合、その筋の専門家に相談する。

 

あたるも八卦、あたらぬも八卦、とは占いのことですが、占いよりも的中する確度を高めないと行けないのがプロフェッショナルの仕事。逆に的中させるための処方箋もセットで販売するのもプロの仕事。

 

 

こう考えると、時代を読む知恵って何かと考え尽くすと、やはり月並みですが街に答えが落ちている、とでも言わざるを得ない。最初から街に出かけても見つからないけれど、きちんと準備をして自分なりの仮説をもとに街に出かければ何か見つかるもの。漫然と街に出かけると、逆に「仕掛けている側」の術中にハマる(笑)。しかも確実に!

 

その観点では、アイデアのつくり方はおすすめの一冊。基本動作を理解して取り組み、その次に個性を活用する、普通の要領を学ぶには王道の一冊。街に出る時、何を成果物として外出するかといえば、何らかのアイデアの種になるものを得る、或は自分の仮説と照合することが目的です。先ずはじゃんじゃん情報を収集し、その上で仮説を作るという方法を地味に貫徹すれば提案型営業は難しくないもの。

 

そういうスタイルを構築しようとする入門者にオススメの一冊です。