夜の地球からエネルギー安全保障を考える

Earth at night on 5th/oct/2008
Earth at night on 5th/oct/2008

写真をリンクすると米国NASAの"Earth at night"の画像へ。

2008年10月5日に撮影されたもの。

この画像から分かること

 

経済水準

 

この画像で分かることは人夫々ですが、一般に経済水準を示すと言われます。

 

明るい地域や国はおおむね経済が繁栄していて、夜間もエネルギー供給が安定していること、夜間も経済活動が止まらない、止められないことを示しています。

 

反対に、経済レベルが低いと国力は乏しく、電力需要を満たせず、人々の活動は日中に限られる、という見方です。

 

夜間も行動出来るということには感謝しないといけません。

国力が充実している証です。

 

経済水準の差

 

光の量は経済活動レベルを示すということは、明るさの差を見ると、経済格差が分かるということでもあります。

 

朝鮮半島の南北の違い、アフリカ大陸や南米大陸の内陸部を見ると分かる通り、経済活動がままならない地域は真っ暗です。

 

暗いエリアを挙げると、カナダ北部、米国アラスカ州、南米大陸とアフリカ大陸の内陸部、オーストラリア内陸部、中国内陸部。ロシアでは東西の鉄道路線に点在する都市を除く内陸部です。

 

環境に対応した照明で明るさが変わる

 

2011年当時は経済活動を示すと分析されましたが、2020年現在では先進各国を中心に、状況が変わりつつあります。

 

環境対応のため、照明の質や色を変える地域が増えつつあり、先進国は2008年当時と比べて暗くなりつつあるというのです。

 

自然界の動物や植物にとって、明るいことは日中であることを示すわけですが、24時間太陽が出ていることは通常ありえないことなので、植物や動物の生態へ影響を与えてしまう。

 

そんな仮説を持って「環境対応」のため照明設備を入れ替えているというのです。

確かに、イタリアでは夜間の街灯は、日本のような色温度の高い白色系ではなく、黄色がかった街灯が多かった。

 

いずれ、その効果のほどはニュースになって報道されるでしょう。

 

2008年の大都市ジャカルタ

代わって今度は南半球。

 

インドネシアを訪問した時のこと。

外国人向けと見て間違いないホテルに泊まりました。

 

宿泊料は、現地サラリーマンの一ヶ月の賃金に等しい金額です。

 

左の写真は、そのホテルの部屋から撮ったもの。

 

超高層ビルが建つ土地の僅か500メートル先にはスラム街。ボクシング漫画の巨頭「あしたのジョー」に例えれば、泪橋の先に広がるドヤ街といった感じ。

 

バリ島等で知られる外国人向け観光地と違い、むしろジャカルタのほうが貧富の格差の実態を分かり易く示します。端的に言えば格差は激しい。

 

そうした国から帰国すると改めて思うことは「日本に生まれてよかった。日本人で良かったと。」

 

メディアや雑誌、街頭演説では、日本が今にも消えてなくなりそうな超悲観的な表現をする人がいる。違う見方をする人もいるはずだけど、反対論者の意見を報道しないのが気になりますね。

 

特に目立つのは朝日新聞ですね。

社の方針にあった記事で埋め尽くすので運動家の機関紙のように感じることもしばしば。

 

報道機関を主張するなら、反対意見も載せてはどうかと思うのだけど、21世紀のジャーナリストはそれで良いのだろうか?不思議な新聞だ。

 

 

CO2問題とエネルギー安全保障はセットで考えよう

原子力政策の誤りは日本を危機に陥れる!とか、がけっぷち日本!、亡国の○○とか、日本はダメだ!とか色々ネガティブなことを言う輩がいるけれど本当にそう思っているとは思えない。

 

2011年当時の週刊誌や新聞を見ると、釣りのキーワードとは思うけど、激しい論調を想起させる見出しが多かった。

 

でも冷静にエネルギー事情を考えて欲しい。

家庭にいても、経済産業省の資源エネルギー庁のWebを見るとわかりますよ。

 

日本は、資源の乏しい国土、海外からの輸入が必須なので、目の前のエネルギーは海外に依存した上で成立しているものです。

エネルギー源供給国との友好的な外交関係構築、自由貿易、自由な取引市場、この3つが機能しないと、エネルギー源は枯渇します。

 

自然エネルギーの利用で完結すべし!という人もいますが、出力の不安定さが課題です。

どうやって生活するか、いかに工場の生産を安定させるか、そんなことを考えてゆけば、制約条件も見えてこようというものです。

 

例えば、ヨーグルトは電力を使って定温環境で発酵させて作っているのが実態です。

食品だって電力が必要なんです。

 

CO2問題とエネルギー安全保障はセットです。

 

"日本を自虐的に言う前に、先ずは外国と比べてほしい。"

海外から帰国すると、いつもそう思うのです。