スティーブジョブズがいない世界

5th Oct 2011.

表現の難しいほど大きな変化の日。区切りの日かもしれない。

 

創業時にはApple、そして1984年にマッキントッシュを世に送り出し、ホームコンピューティング市場をリードしたり、時に市場から追い出されたりしながら、今、時価総額世界10位に入る企業へ復活した。

 

1996年頃であったろうか、長引く販売不振を受けて、株価が一ドルほどになってしまい、数ヶ月で倒産すると言われたときもあった。あの時はマイクロソフトが絶好調だったので、独禁法対策上倒産させてはマズいと判断したビルゲイツが資金を出して支援したほどの惨状だった。

それが今ではどうだろうか。

ジョブズが復帰して以降のアップルはハードとソフトを融合させ、今最も生活シーンに影響を与えた会社として認知されただけでなく、他の製品のデザインや商品開発コンセプトにも影響を与えてきた。

 

個人的に応援していただけに大変悔やまれる。

後に残されたスタッフのみなさんには、プレッシャーは大きいとは思うけれど、精一杯頑張って欲しい。

 

これからも新しいユーザー体験を提供する会社であり続けてほしい。

世界でそういう企業といえば、アップルとソニーくらいしかないのだから。

お互いに切磋琢磨しながら研ぎすました製品を世に送り出して欲しい。

 

そう祈るばかり。