201910(2)中国南方航空でシンガポールへ到着(広州CANーシンガポールSIN) 〜中国南方航空、ホテルも悪くない♫〜

広州白雲国際空港 登場ゲート付近(2階からの眺め)
広州白雲国際空港 登場ゲート付近(2階からの眺め)

不安だった中国南方航空の搭乗記は続きます。

 

羽田空港から広州白雲国際空港へ到着したのがこれまで。 

さあ、いよいよ広州から出発です。

上の写真は、広州白雲国際空港からの出発便の搭乗口付近から撮影した物です。

大きい建物の中にいたので、気付かなかったんですが、2階だったんですね。

旅程

4時間の待機に食べながら(笑)耐え、いよいよ広州から出発します!

安いチケットには多少の不便さはありますが、乗継空港で美味しいものを食べると苦痛も和らぎます。

 

広州からシンガポールへ

10:45 羽田空港ー14:25広州白雲国際空港(4時間40分)、CZ3086便

機体:A330(座席配置は2:4:2)

 

これから登場する便はこちらです

18:35広州白雲国際空港ー22:30チャンギ空港(3時間55分)、CZ351便

機体:A321(座席配置は3:3)

 

下の地図をご覧ください。

羽田とチャンギ空港までの距離で言えば、まだ折り返し地点です。 

まだまだ長い。

羽田ー広州ーチャンギは片道5,500km
羽田ー広州ーチャンギは片道5,500km

広州白雲国際空港からチャンギ空港へ出発

座席配置はJALと同じ 2:4:2 です。

中国南方航空はANAより使い易いですね。

 

今回はブリッジで搭乗

羽田空港から出発する時は沖止めでしたが、今回はブリッジ搭乗です。

外に出ると、乾燥していて土埃も舞っているし、PM2.5もあるので、ブリッジはありがたいです。

 

今回のA321は狭い

機体はA321、中短距離向けの機体です。

運行距離は約4,000kmなので、ちょうど良い機体ですね。

ファーストクラスの設定は無し、ビジネスクラスらしき席はあるものの12席程度。

 

乗客は200名前後といったところで、小さな機体なのに詰め込み過ぎと思うほどでした。

 

とはいっても、広州からシンガポールといった距離は、LCCとの価格競争の激戦区です。

対抗上、コスト重視で機内設備やシートクラスも設定しているんだと思います。

 

座席レイアウトは 3:3

A321の機体に、シート配列は3:3。

シートバックを見ると、テーブルと冊子があるのみ。

エンタメの欠片もありません(泣。

写真左側は3席、私の席は右側の席です。 

 

USB端子や機内エンタメ

USB接続端子は各席に1つずつ

下の写真の通り、他は何もありません。

 

天井に据え付けられたテレビで映画を楽しめますが、興味が沸かないので寝ることに。

見る人は備え付けのヘッドフォンで楽しめます。

 

これがわかっていたら、Kindleとか iPadとか持ち込んで読書でもしてればよかった。

 

膝のスペースは小さい

上の写真の通り、狭い、狭い!

膝と前席の間に入る握り拳は1個分です。

足元から伸びている白いケーブルの先はUSB接続端子です。

 

LCCなら納得なんですが、中国南方航空は大手レガシー航空会社です。

前席の人がシートを倒したら、窮屈で堪らない。

もう少し広くして欲しい!

 

機内アメニティ

羽田から広州空港へ来る時と同じです。

ブランケットのみ。枕はありません

巡回するCAの方にもらいましょう。

  

乗客は旅慣れた人が多い印象

この路線も旅慣れた人が多かったですね。

中国の場合、最初に工業化が進んだ南方ほど、空の旅に慣れた人が多いのかもしれません。

 

機内食

鶏肉を選び、出てきたのが下の写真です。

蒸した鶏肉と野菜をご飯にのせ、唐辛子のソースをかけたご飯。

サラダとパン、そしてデザート代わりのバナナ!

 

シンプルで中国系航空会社によくあるパターンですが、相対的に綺麗だし、美味しかったので良かった〜。 

バナナの上にある容器2つは最後まで出番なし、出てきた理由は謎
バナナの上にある容器2つは最後まで出番なし、出てきた理由は謎

 

飲み物に炭酸をお願いすると無いとの返事。

更に、ダイエットコークを聞くも無い。

仕方がないので、ジャスミンティーを飲みましたが選択肢が少ないのは困る。

爽快感を得る炭酸飲料にダイエットコークを用意して欲しい!

 

食事の裏話(中国人も魚を避ける)

今回、CAスタッフが何も聞かずに食事を出してきたんです。

選択肢も聞かずに、魚です、と出してきたのです。

内心「コラコラ!いい加減な仕事をするな!」と思いました。

 

普通なら選択肢はあるはずです。

英語で聞くと初めて、鶏肉と魚のどちら?と聞かれ、鶏肉メニューをゲットした次第です。

何も言わないと魚を食べる羽目になってましたね。

 

恐らく、魚が不人気でなので、魚を減らそうと思って出したのでしょう。

でも、それは向こうの都合。私の意向とは違うので、選択肢を聞いてみた次第です。

 

こんな感じで、英語を話せると、相手の発言にカウンターを当てる際に便利です。

私が使った教材はDUO 3.0 

三ヶ月もあれば十分理解出来るし、今回のように海外旅行中も便利ですよ。

 

さて、本題に戻ります。 

中国で魚といえば、淡水魚をイメージしてしまいます。

しかも、広州で積んだことを考えると、中国で汚染された川魚の料理が積み込まれた可能性が高い、と連想してしまい、選ぶ人が少ないんだと思います。

 

魚を選択させるには、シーフードか鶏肉という選択肢にしないと無理。

淡水魚ではないこと、中国製ではないことを伝えないと選ばれません。

 

例えば、中国では養殖していないサーモンと鶏肉と言った選択肢にすれば良いのです。

でも、サーモンの生産は世界でも限定的で安くならないから、エコノミー用の食材としては敬遠するのかも知れません。

 

珍しくサラダが美味しい

この食事の中で、美味しかったのは左上にあったサラダ。

じゃがいも、人参、グリーンピースをボイルしてマヨネーズらしき物で和えたものです。

西洋香辛料を少々利かせているので、美味しく頂けました。

シンガポールにはほぼ定時到着

チャンギ空港に10分遅れで到着。ほぼ定時到着と言って良いでしょう。

中国南方航空に搭乗することを知った際、定時運行の精度が低いこと、機内食が期待しちゃいけないレベル、サービスも同じ、と聞いていたので不安でした。

 

でも、実際に乗ってみると、定時離陸と定時着陸は文句なし、機内サービスは改善の余地あり。

といったところですが、SKYTRAXの上位企業(リンクは2019年のランキング記事)と同じように期待しなければ、普通に楽しめます。

 

JEWELにも立ち寄ろう

入国手続きを終えると23時30分。

眠気も襲い始めてますが、せめて空港内にあるJEWELを見ようと撮影したのが上の写真。

なかなか素敵ですよ。

 

夜間はライトアップされ、その時は青色の滝でした。

時間によって色が変わるようです。

ホテル・ボス(HOTEL BOSS)

外見は豪華、綺麗だけど、中身はビジネスホテルなのでお安く泊まれます。

内装に拘らなければ、十分お得感がありますよ。

 

宿泊先

HOTEL BOSS(ホテル・ボス)は、2016年に稼働した新しいホテルです。

タクシー乗り場の他、Grab専用の乗り場も用意され、使い易いと思います。

部屋は狭い、窓はあるけど眺めは無い

狭い、狭い。

安いだけあって、日本のビジネスホテルよりも狭いです。

 

室内は以下の写真をご覧ください。

ベッド2つ、テーブルと鏡。

そして、クローゼットがないので、写真左にあるハンガーにかけることになります。

ベッドの奥にあるのが窓です。開けても三角形に作られたホテルの内側に視界が開けるだけでした。

 

冷蔵庫やセーフティボックス

セーフティボックスは、テーブルの引き出しに内蔵されています。

また、セーフティボックスの下に、小さいながら冷蔵庫があります。

ペットボトルにして10本以上は入ると思う空間はあるので、近くのコンビニで買ったドリンクを入れて置くという使い方もできます。

 

浴室・洗面所・トイレ

上の写真をご覧ください。

 

左からシャワー、トイレ、洗面台が一つのスペースにコンパクトにまとまっています。

バスタオルは大きなものが一人一枚。

東京都心の1Lの部屋を改造したような室内なので、狭いことは覚悟してください。

まあ、旅行中は外出ばかりなので、ホテルには寝るために戻ると割り切れるなら良いと思います。

 

無料WiFi

全室共有ではなく、各室にアクセスが分割されていますので繋がりやすい。

接続方法は、スマホで繋いだら、テレビに表示されているパスワードを入力するだけ。

回線スピードは遅いとは感じず、Youtubeの視聴もスムーズです。

 

無料WiFiを使うことが増えたので、iPhone7Plusにノートンモバイルを入れています。

最近では、パスワードの覗き見や、カメラ乗っ取り事件もあるので、ホテルや空港でWiFiに繋ぐ際の保険料と思ってセキュリティソフトを入れています。中でも以下VPNサービスが秀逸です。

 

ノートンのキャンペーン情報に載っていたら、少し安く買えますよ。

 

無料のVPNもあるようですがやめたほうが良いです。本社所在地がシンガポールと言いながら、中身は中国企業というケースでは、中国(共産党)に情報が筒抜けになるという話です(Forbes Japan記事:中国製「無料VPNアプリ」でデータが盗まれる危険、専門家が指摘)。

ノートンモバイルのVPNは心強い
ノートンモバイルのVPNは心強い

宿泊して気になった点

いくつかありますが、音に関することが多いです。

 

(1)廊下の音が室内に入る

先ずは、入口のドアです。ドアの向こうは廊下です。

酔っ払って帰ってきた他の宿泊客が話す声が、当方の室内に筒抜けに聞こえるのでうるさい。

 

(2)トイレを流す音が大きい

上層階でトイレを使う時に、流された水が下方に流れてくる音が室内に入ります。

深夜にホテルに戻ってきた宿泊客がトイレで流すと、その時のパイプを流れる時の音です。

防音材の使い方が甘い、或いは少ないのでうるさい。

 

(3)スーツケースの台は1つのみ

スーツケースを置く台は、電車のパンタグラフのように✖️字のようになっていますよね。

荷物を整理する時に便利なんですが、あの台は1つのみ。

ここまでの総括

乗る前は、中国南方航空に対して不安でしたが、悪く有りません。

値段も、航空券+宿泊費で55千円という値段を考えると納得価格です。

 

フライトは、定時離陸、定時着陸で問題無し。

搭乗は沖止め1回、ブリッジ1回。

機内サービスは改善余地があるけど、もっと酷い航空会社もあるので致命的とは思いません。

乗継の広州白雲国際空港は、WiFi有り、美味しい飲茶も食べられたし、楽しかった。

 

航空会社のラウンジを一切使わない、久しぶりのツアーですが、不自由しません。

 

とは言え、広州からチャンギまでの路線はエンタメが乏しい。

Kindleとか iPadとかを持ち込んで楽しむ方が良いでしょう。

 

今回、意外に一番のヒットは広州白雲国際空港のレストラン。

出発当初は、トランジットで4時間も待つことに不安でしたが、飲茶をゆっくり楽しむなら、乗り継ぎ手続きを含めて4時間は欲しい。エイチアイエスの海外ツアー企画の皆さんに感謝です!

 

参考)広州白雲国際空港のWebはこちら